失敗しないヒップスカーフの選び方とおすすめ8選

あなたは、

  • ベリーダンスを習うことになったのでヒップスカーフが欲しい
  • ベリーダンスで使うヒップスカーフの選び方を知りたい
  • ヒップスカーフをどこで買えばいいのか知りたい
  • ヒップスカーフのおすすめを知りたい

このように考えてこのサイトをご覧になっているのではないでしょうか。

ベリーダンスのレッスンを始める時に、必要なアイテムとして必ずあげられるのがヒップスカーフです。

でも実際に何を選べばいいのか、どこで購入すれば良いのか、最初はまったくわかりませんよね。

そこでこの記事では、

1章:ベリーダンスのヒップスカーフとは?
2章:失敗しないヒップスカーフ選びのポイント
3章:シーン別ヒップスカーフのおすすめ8選
4章:ヒップスカーフやオーバースカートは手作りもできる

を紹介します。

この記事を読んで、あなたにあったヒップスカーフを選び、実際に使ってみましょう。

1章:ベリーダンスのヒップスカーフとは?

この章では、レッスンで使うヒップスカーフについて下記を説明します。

  • ヒップスカーフの役割
  • ヒップスカーフの種類
  • 最近はヒップスカーフをしない人も多い
  • ヒップスカーフの巻き方は?

について説明します。

1-1:ヒップスカーフの役割

ベリーダンスで使うヒップスカーフは、単なる装飾品以上の意味を持っています。

主に下記の役割があります。

・コインの音が鳴らないように&なるように動くため
・腰骨の正しい位置、動きの目印として
・気持ちを上げる

それぞれ説明します。

■コインの音が鳴らないように&なるように動くため

コイン付きのヒップスカーフを使ってコインの鳴らし方をコントロールすることが、それぞれの動きを強化する練習になります。

具体的には、ヒップアタック、ヒップドロップ、シミー、ツイストなどの腰回りのアタック系ムーブでは、コインが鳴るように意識して動きます。

コインが大きく鳴れば、それだけしっかり腰回りを動かせていることになります。

一方で、フィギュアエイトやマイヤのようなゆったりとした動きの際には、コインの音をあまり鳴らさないようにします。

雑な動きをするとコインが鳴ってしまうので、鳴らさないように丁寧にゆったりと動く訓練になります。

また、ショルダーシミー、スネークアームズ、チェストサークルといった上半身のムーブでは、腰回りのコインが鳴らないようにすることで、アイソレーションの強化の練習に役立ちます。
 

■腰骨の正しい位置、動きの目印として

さらに、ヒップスカーフは腰骨の正しい位置や動きの目印としても役立ちます。

腰骨周りに巻くことで、水平が保たれ、背骨が垂直に保たれているかを視覚的に確認できます。

これにより、しっかりと腰回りの動きができているかどうかを視覚でも確認することができます。

 

■気持ちを上げる

また、ヒップスカーフは気持ちを上げる効果もあります。

ベリーダンスらしい雰囲気を演出するため、特に習い始めの頃にはテンションが上がります。

これが最も効果的なヒップスカーフの使い方かもしれませんね。

1-2:ヒップスカーフの種類

ヒップスカーフには様々な種類があります。

一番ポピュラーなのはコインのついたスカーフです。ヒップスカーフといえばジャラジャラと音のするコインスカーフを思い浮かべる人も多いでしょう。

次に、ビーズやスパンコールなど、コイン以外の飾りがついたスカーフもあります。 音は鳴りませんが、動くたびに飾りが揺れるので視覚的にも華やかです。

また、シンプルに生地だけのスカーフやオーバースカートもあります。軽量で持ち運びしやすいためレッスン用として人気があります。

ジプシーやフォークロアスタイルには、ヘッドスカーフとしても使えるデザインのものが適しています。大き目のスパンコールや、ポンポンが付いたスカーフなどが好んで使われます。

また、トライバルスタイルにも使えるスカーフがあります。トライバルスタイルの場合には2枚、3枚と重ねてつける場合もあります。

このようにヒップスカーフの形やデザインは多種多様で、好みに応じて選ぶことができます。

1-3:最近はヒップスカーフをしない人も多い

最近では、ヒップスカーフをしない人も増えてきました。

これは、レッスンウエアの流行や種類が充実していることが影響しています。

かつてはパンツスタイルにヒップスカーフを合わせるのが主流でしたが、最近では上下セットのレッスン着か、スカートやレギンスを着用する人が増えています。

そのため、コインのヒップスカーフを使う人は以前ほど多くなく、どちらかといえば初心者の人に多いという印象です。

一般的なレッスンの流れは、ストレッチから始まり、基礎の動き、そして振付へと進みます。

通常、ストレッチの時にはヒップスカーフを着用しません。

そのため、レギンスを着用している場合は、ストレッチの間にデリケートゾーンのラインが丸見えになることがあり、少し格好悪く感じたり、恥ずかしく思ったりすることがあります。

その点、オーバースカートならストレッチの時から着用しても邪魔にならないため、最近はコインやビーズがついたヒップスカーフよりも、シンプルな布スカーフやオーバースカートが好まれる傾向にあります。

さらに、持ち運びが楽であることも理由の一つです。通勤帰りにレッスンに通うなら、できるだけ荷物を減らしたいと思いますよね。

その他のヒップスカーフのメリットとデメリットは次の通りです。

■メリット
・音がしたり飾りが揺れたりすることで可愛らしさが増し、モチベーションがアップする。
・アイソレーションを確認する際に音が目安になる。
・デザインによっては衣装としても使用できる。

■デメリット
・デザインによっては結びにくく、ズリ落ちやすい。
・ものによっては重くてかさばる。
・プチプラなコインスカーフは初心者感が強い。

これらも参考に、自分なりのライフスタイルやレッスンにあわせて選んでみましょう。

1-4:ヒップスカーフの巻き方は?

ヒップスカーフの巻き方には決まったルールはありませんが、基本的には腰骨の周り、おへそから5-8cm下に巻くのがおすすめです。

これは、腰回りの動きを確認しやすくするためです。

結び方については、自分の好みに応じてアレンジしても問題ありません。

以下のリンクも参考にしてみてください。

これらでは巻き方のテクニックや、スタイルに応じたアレンジ方法を紹介しています。

自分に合ったスタイルを見つけて、よりレッスンを楽しんでみましょう。

2章:失敗しないヒップスカーフ選びのポイント

この章では、ヒップスカーフを選ぶ時のポイントについて説明します。

2-1:最初の1枚はレッスンに使うヒップスカーフ

最初にヒップスカーフを一枚買うなら、以下のポイントを参考にしてみてください。

■音で動きを確かめたい場合
 → コイン付きのスカーフがおすすめです。

■ちょっとおしゃれ感を出したい
 → フリンジ系のスカーフを選ぶと良いでしょう。

※参考までに、ドラマ「セクシー田中さん」で朱里役のめるるさんがつけていたのも、ビーズフリンジ付きのスカーフです。

■ヒップスカーフの重さが気になる
 →コインがついていないシンプルな布系のヒップスカーフやオーバースカートは軽くて動きやすく、持ち運びにも便利です。

【コラム】

初めてレッスンに行く場合には、ほとんどの教室でヒップスカーフを貸し出していますので、最初から準備する必要はありません

焦って購入しなくても大丈夫です。

レッスンの雰囲気が何となくわかってきたら、自分の好きなものを選んでモチベーションアップにつなげるのがおすすめです。

2-2:ヒップスカーフを使わない人も

最近は、レッスン着の上下セットを着用するのが主流になってきました。

そのためヒップスカーフをつけない人も増えてきました。

スカーフの代わりに、ウエストにアクセントになるチェーンやベルトを付けるのもおしゃれでかわいいです。

レッスンスタジオの雰囲気は、スタジオごとにかなり異なります。講師やレッスン生のキャラクターによって、なじみやすいレッスン着も変わってくるものです。

様子を見てから購入すれば、浮いてしまうことも少なく安心ですよ。

2-3:発表会やハフラで使うヒップスカーフ

ベリーダンスの発表会やハフラで使うヒップスカーフを選ぶ場合には、スタイルに応じたコーディネートがポイントになります。

最初は自分が踊る曲がどのスタイルなのかわからないことも多いでしょう。
まずは先生にスタイルと、衣装の雰囲気などを確認してみてください。

そのうえで、スタイル別に次のようなポイントを押さえて選んでみましょう。

 

■ジプシースタイル

25ヤードスカートという裾の広いスカートにスカーフやベルトをレイヤード(重ね巻き)することが多いです。

コサージュなども組み合わせることで、華やかな衣装が完成します。

 

■フォークロアスタイル(サイディーなど)

ヒップスカーフとヘッドスカーフがセットになったものが便利です。

もしセットが手に入らない場合でも、ヒップにコイン付きのスカーフを巻き、ヘッドには同系色のスカーフを使ってバランスの良いコーディネートができます。

また、手持ちの布地でも工夫次第で代用できますよ。

 

■トライバルフュージョンスタイル

トライバルやフュージョンスタイルには、ダークカラーのフリンジ付きスカーフやベルトを使った、かっこいいスタイルがおススメです。

また、FCBD(ファットチャンスベリーダンス)スタイルでは、キラキラしたスパンコールのネットスカーフの上に、メダリオンを並べたベルトを重ねづけするコーデもよく見られます。

 

■ベリーダンス以外のダンス

ズンバやジャズダンスなどでベリーダンスらしさを演出したい場合は、いかにもアラビアンナイト風なコイン付きのヒップスカーフがオススメです。

これらは、楽天などで手頃な価格(約1000円程度)で手に入れることができ、初心者でも手軽にベリーダンスの雰囲気を取り入れられます。

ヒップスカーフを選ぶ際は、まずはシーンやスタイルに合ったものを取り入れてみるのが失敗が少なく安心です。

そのうえで、慣れてきたら自分の感性で色々なものにチャレンジしてみましょう。

3章:シーン別ヒップスカーフのおすすめ8選

この章では、シーン別におススメのスカーフをご紹介します。

3-1:超初心者やズンバ向き 格安ヒップスカーフ

ベリーダンスを始めたばかりの超初心者や、ズンバなどのフィットネスダンスにベリーダンスらしさを加えたい人には、格安ヒップスカーフが最適です。

コインやビーズ付きで、踊るたびに音が鳴り、動きを楽しめます。

価格は約1000円程度で、楽天やAmazonなどで手軽に購入可能です。

カラバリも豊富で、自分に合った色を選べます。軽いイベントで気軽に使えるので、初心者にぴったりのアイテムです。

もう少し個性的なヒップスカーフが欲しい!という方にはエジプト製のスカーフがおすすめです。

1点ものが多いため、他の人とかぶることがありません。

3-2:レッスンにおすすめのヒップスカーフ

ベリーダンスのレッスンには、動きやすく持ち運びが便利な軽い布スカーフやオーバースカートが最適です。かさばらないため持ち運びも楽です。

装飾が控えめなデザインなので、レッスンの最初に行うストレッチ時につけたままでも邪魔になりません。
手軽に使えて、レッスン用として一枚持っておくと便利です。

3-3:ジプシースタイルには華やかなスカーフ

ジプシースタイルのベリーダンスは、25ヤードスカートを大きく振りながら踊るのが特徴的です。

その華やかなダンスあわせて、2-3枚レイヤードするのがおススメですが、最初は何を重ねればいいかわからないかもしれません。

その場合は下記のようなポンポンがついているスカーフは華やかでコーデもしやすくなります。

3-4:サイーディーなどにはスパンコールやコインのスカーフ

サイディーなど、エジプトのフォークロアダンスには、エジプトらしいコインや大き目のスパンコールがついたスカーフがおススメです。

ヒップにコイン付きのスカーフを巻き、ヘッドにも同系色のスカーフを使うと全体的な統一感が出ます。

選ぶのが難しい場合には、ヒップスカーフとヘッドスカーフがセットになったものが便利です。

3-5:フュージョンスタイルはダークカラースカーフが使いやすい

フュージョンスタイルはバリエーションに富んでいるためかえって衣装選びが難しいかもしれません。
まずは先生にどんな衣装のイメージかの画像などを見せてもらうといいでしょう。

そのうえで、代表的な2つのスタイル別におすすめのスカーフを紹介します。

■トライバルフュージョンスタイル

ハーレムパンツに合わせるなら、ベルトとフリンジが一体になったこちらがおすすめです。

レイヤードしなくてもこれだけでスタイルが完成します。

 

■FCBD(ファットチャンスベリーダンス)スタイル(旧称:ATS)

カラフルで民族的なメダリオンで作られたベルトと、ネットスカーフやフリンジ付スカーフをレイヤードするのがおススメです。

3-6:遊び心をくすぐる個性的なヒップスカーフも

以上ご紹介してきたスカーフの他にも、色々なデザインのヒップスカーフがあります。
レッスンで使うもよし、工夫次第で衣装に取り入れるもよし。
慣れてきたらご自分の個性に合わせて選んでみるのも楽しいですよ。

4章:ヒップスカーフやオーバースカートは手作りもできる

ベリーダンスを続けていくうちに、自然と手作りやアレンジが好きになる方が多いです。

衣装やアクセサリーを自分のスタイルに合わせてカスタマイズする楽しさに気づくことも多く、何かと手を加える機会が増えてきます。

そんな中で、ヒップスカーフやオーバースカートも、自分で作ることで世界に1つだけのオリジナルアイテムが完成します。

手作りならではの自由なデザインで、他の人とかぶらない、自分だけの衣装が楽しめるのも魅力です。

4-1:アイデア① シンプルスカーフ

手持ちの大判スカーフやストールをそのまま巻いてしまいましょう。
長方形のストールならそのまま、
正方形スカーフなら対角線で折って三角形にすると使いやすいです。

4-2:アイデア② アシメトリースカート

縦横に伸びる生地があれば、簡単にオーバースカートを作ることができます。

(1)正方形の生地に、画像のような切り込みを入れます。
  例として、80㎝四方の生地に、30㎝の切り込みを入れたものを、2パターン作ってみます。

(2)切り込みを入れた部分をウエストとして着用するだけで、オーバースカートになります。

着用する向きを変えてみるとニュアンスが色々変化しますので、好みの向きではいてみてくださいね。

※生地のサイズや切り込みの長さは、ご自身の体型にあわせて調節してください。

4-3: アイディア次第で世界で1つだけのスカーフに

もう少し凝ったデザインに挑戦したい場合は、フリンジやコイン、レースなどを追加するとより華やかな仕上がりになります。
細部にこだわると、より一層個性的なアイテムが作れます。

なおヒップスカーフや衣装など、ベリーダンスのアイテムの作り方は下記の本に詳しく紹介されています。
ぜひ参考にしてみてください。

まとめ:ベリーダンスのヒップスカーフは、使うシーンに応じて選びましょう

使用するシーンは主にレッスンか発表会です。

レッスンで使用するスカーフに特に決まりはありませんが、迷ったらコイン付きのスカーフか軽めのスカーフを選びましょう。

ズンバやヒップホップなど、他のダンスをしている人で、ベリーダンスらしいアイテムが必要な場合には、プチプラなコインスカーフがお勧めです。

発表会やハフラなど、衣装としてヒップスカーフを購入する場合、ダンススタイルによって変わりますので、必ず事前に先生に相談しましょう。

ただ基本的にはどれも厳密な決まりなどはありません。

慣れてきたら、ぜひご自分が好きなデザインのヒップスカーフを選んで、気分をあげてダンスを楽しんでくださいね。